私たちが泊まったB&B・Hotelの紹介
イーストウェリー・バートン Eastwrey Barton
Hosts | Sharon and Patrick Hunt |
Address | Newton Abbot, Devon, TQ13 9SN |
Telephone | 01647 277338 |
E−Mail | reservation@eastwreybarton.co.uk |
Web Site | Eastwrey Barton |
More Information | - |
2012年6月8日(金)〜6月11日(月) 3泊 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
8日(金) 夕
イーストウェリー・バートンは2009年の旅で訪れたディナーも供するB&Bだ。
この年はグルメも旅の目玉の一つにしてイギリスのNo.1人気のレストランを始めホテルや街のレストランを利用したが、
イーストウェリー・バートンでのディナーが最高の評価となった。次にダート・ムーアを訪れる時にもここと決めていた。
19時10分到着。シャワーを浴び着替えを済ませて1階のバーで食前酒をいただきながら、ホストのパトリック(Patrick)と再訪の訳など話す。
ホステスのシャロン(Sharon)が調理し、パトリックがサーブしてくれるシステムだ。
昨日、確認の電話を入れた時に今日のディナーの予約をすると、シャロンが丁寧にメニューを読み上げ始めた。(その日の朝までにオーダーが必要なのだ)
目の前にあっても英語のメニューは分かり難いのに、電話で並べ立てられて分かる筈がない。「シャロンのお勧めのものでお願いします」とお任せした。
準備が出来、ダイニングに通される。先客は女性の一人客が特等席を占めていた。サウスイーストからの客で、教師をしていると言う。
「息子の結婚式が終わりほっとしている。休暇が余ったのでここに来たの。のんびりしたい時は何時もここに来るの」とのことだ。
イギリスに多いシングルマザーなのだろう。
スターターはカマンベールチーズ・フライ、ソースはブラックカラントだ。ポピュラーだがワインに良く合う。
メインはアクアパッツア風のものだ。ムール貝がトマトソースとマッチして美味い。魚はタラ、少々大味だ。
量も多過ぎるのでデザートに備え残した。付け合せの野菜も美味しいが、全部はとてもとても。
デザートはその場でオーダーできる。私はアップルパイ、妻はルバーブ・フール(Rhubarb Fool)にする。09年にここで初めてルバーブを食べたことを
思い出したのだ。あの時にもチャレンジして持て余したのに、今日もまた同じことの繰り返しだ。(学習能力を口に出したら角が立つ。言葉を飲み込む)
この旅もこのB&Bが最後だ。トランクに入れてあった購入した土産物を全て部屋に運んだ。6日にモンタキュート・ハウスで購入した
ウォール・アーチ(Wall Arch)をスーツケースに入れてみる。幅は少し余裕があったが、高さが3cm長過ぎてはいらない。
スーツケースを運ぶ時の感覚で大丈夫と思ったのだが、キャスターの分の計算が足りなかった。受託手荷物にするしかない。
そのためには梱包をもう少ししっかりした物にしなければならない。どこかでダンボールを調達しよう。
9日(土) 夕
久々に朝から太陽の顔を拝むことが出来た。今日は2度目のラウンド・ロビン(Round Robin)のチケットを取ってある。
出来ることなら晴れて欲しいと願って眠りに就いたが、心地良い朝だ。窓から見えるダートムーアの森も緑に輝いて見える。
朝食は8時30分からだ。荷物の整理、お土産チェックなどしながら待つ。時間になったのでダイニングに下りていくと
すでに昨夜話しをした先生は食事を進めている。今日はここを発つのだと言う。
先ずはメロンとイチゴにヨーグルトをたっぷり掛け、オレンジジュースと共にいただく。お腹が刺激され、グーグーなっている。
ホットミールはフルイングリッシュ、卵は私はスクランブルで妻はフライドにしてもらう。お天気が良く、ダイニングのサンルームに陽が射す所為だろうか、
食材の色が濃くて美味しそうに見える。実際にどれをとっても美味しい。
サンルームの窓から見える景色が、またご馳走だ。昨日までの雨で全てが洗われクリーンだ。青い空、白い雲、ムーアの森の緑は多彩だ。
ピンクのバラも早く出ておいでと呼んでいる。上品な姿の女性像が美しい。
10日(日) 夕
今年の旅はお天気に恵まれなかった。今朝も陰鬱な雨が落ちている。サンルームからの景色も台無しだ。
今日は昨朝に特に美味しかったベーコン、マッシュルーム、スクランブルエッグの3品にする。
ブラウン・ブレッドのトーストにバターとジャム、ミルクティーで腹ごしらえは十分だ。今日も盛り沢山のスケジュールが待っている。
今夜のディナーもB&Bでいただくことにする。それには午前中にオーダーしなければいけない。メニューはスターター、メイン、デザートが
それぞれ2品ずつしかないから迷うこともない。20時スタートでお願いする。これで心置きなく観光が出来る。
10日(日) 夕
B&Bに戻り、荷物の整理などして時間を過ごす。約束の20時にバーに行き、テーブルの準備が整うまで、食前酒をいただきながら待つ。 サンルームの特等席、眺めの良いコーナーのテーブルに導かれると待つ間もなく前菜が出る。"Melon with Oarma Ham"と "Asparagus with Poached Duck Egg and Parmesan Shavings"の盛り合わせが出てきた。 確か、私がメロン、妻がアスパラガスだったはずだが、これで異論はない。パルマハムとパルメザンの塩気が野菜の甘さを引き立てて美味しい。
メインは私が"Duck Confit"、妻が"Pan Fried Salmon with Lemon Butter Souce"だ。またしても妻はサーモンだ。呆れる。
共に外はカリカリ、中はジューシーに仕上がっている。ソースもそれぞれに満足。付け合せ野菜のニューポテトに付けても美味しい。
デザートは共に"Strawberries and Cream"にする。もう一方は"Panna Cotta with Roasted Rhubarb"なのだ。さすがに妻も”ルバーブ”には懲りたようだ。
この旅最後のディナーも大満足だ。妻の食後酒にシェリーをグラスでいただいて部屋に戻る。
私の分はフォーディングブリッジで求めたシングルモルトが沢山残っているのだ。いただいたアイスキューブでロックにして楽しむ。最後の夜は静かに更ける。
11日(月) 夕
とうとう最後の朝を迎えた。今までの悪天候を取り戻すようなラブリーなお天気だ。
食事前にガーデンで遊ぶ。下左の風景がこのガーデンのベストのシーンだ。
フルイングリッシュ・ブレックファストの私にとってのベスト・セレクションはこの4品に尽きるようだ。ソーセージも捨てがたいが、食感が今一つ好きになれない。
ベイクトビーンズやブラックプディング、揚げパンも歓迎ではない。
チェックアウトには今まで姿を見せなかったホステスのシャロンも顔を見せた。妻と再会を喜びハグをしている。とても慎ましやかな女性だ。
美味しい料理とパトリックのサービスに感謝し、少し多めのチップを渡す。またの訪問を約束し、お別れする。
Where to Eat | ラッグルストーン・イン The Rugglestone Inn |
ウィディコム・イン・ザ・ムーア村(写真下左)を車窓見学で通過し、ラッグルストーン・インに向かう。
店に入って直ぐ「これは間違いない」と確信した。客の入りの凄さもさることながら、店が暖かな雰囲気に包まれている。
これは楽しい食事をしている時の雰囲気に違いない。テーブルは小さく、席と席の間も狭い。肩を寄せ合うような感じで賑やかに食事をしている。
隣の席を見ると1プレートがかなりのボリュームだ。これはメイン1皿ずつで十分だろう。そこでオーダーは妻が ・ Fisherman's Pie
私が ・ Steak and stilton Pie topped with short crust pastry served with vegetables and a choice of mash potato, chips or new potatoes にする。
チョイスはチップスだ。帰りの道中が狭く長い。ワインは赤のデカンタ500mlにしておく。狭いテーブルが幸いして、互いの料理を突きあう。
"the best things to do"の評価は間違いない。チーズが美味い。肉も魚も野菜も新鮮でジューシーだ。それでも完食は無理なボリュームだ。
黄昏のムーアをのんびりと帰る。パトリックからアイスキューブを分けてもらい部屋でシングルモルトを楽しむ。
詳細は Web Site などでご確認ください。
「旅行記」もご覧ください。